えんじぇるゲームの使用について補足(私信を寄せる)

なりたい自分になる

どこかの資格学校のCMで使われていた言葉ですが、

学生の時分は耳にスンナリ入ってきた言葉でした

何だか夢を抱かせる素敵な言葉です。

でも現実は、、、、、、

世の中には理不尽で嫌なこともたくさんあります

『君、この仕事むいてないんじゃないの?』

『お前の代わりなんていくらでもいるんだからな!』

『こんなことも出来ないの?』

などなど心に傷を負いかねないような言葉、場面がこの先

いくつも遭遇するかもしれません。

突然会社をリストラされた、、、、、、

私の知人にもいますが病気で働けないのに

散々会社で上記に言葉を投げかけられ、傷つき、

辞めざる終えなくなり会社を30代半ばで辞め

なんとか再就職出来たものの契約社員として働き

家族を養ってはいるが半年毎の契約更新時期は

いつも不安を感じ、正社員試験を受けても30代を

過ぎているという理由で落とされる、、、、

90年代以降 構造改革という名前で

雇用の形態は変わってしまいお金のかかる正社員は減り

派遣などの安い賃金で労働力を賄い いざなみ景気という

全然実感の湧かない好景気を創出した日本

資本家にお金は集まったものの労働者への

分配が少ないためサラリーマン所得は減るばかり

その結果ワーキングプアと呼ばれる働いても働いても

生活苦から抜け出せない人々を大量に産み

競争社会の加速化で勝ち組、負け組みなんて

言葉も流行り、格差社会が当たり前のようになってしまいました

子どもは自分の親を選べません

産まれた家が裕福かそうではないかで

なりたい自分になりたくてもなれない現実があるのが真実

親がぎりぎりの生活をしていて仕方なく進学を諦め中卒で働かざる負えない子

障害者に対しても自立支援法という名のもとで社会保障を減らし、

自己責任という言葉で濁らせ足りなくなった社会保障のお金は

消費税としてあらゆる世代から満遍なく徴収するというのでは

この先の明るい未来を描いてみろと子どもに言うほうが

難しくなってしまいそうです。

また起業して失敗したものを包み込むような

社会保障の充実した豊かな国でなければ

チャレンジ精神を持った若者も育たないのでは

ないでしょうか?

長くなりましたが、『えんじぇるゲーム』の説明に

平成18年度経済産業省採択プログラム

『えんじぇるゲーム』は、社会で必要とされる

社会人基礎力が無理なく身に付く実践プログラムです

とありますが、これは企業にとって、雇用者にとって

使い易い労働力を創出するためのものではありません

実際の労働問題を例にとって

使用者と労働者のそれぞれの立場から今の世の中を知る

良い機会にしてもらえば良いのではと考えます

教育基本法は基より労働基準法をしっかり理解し、

私たち日本国民が手にしている生きるための権利を

学ぶことが社会人基礎力であり、実際の事例に沿って

ゲーム形式で出来ることで身につき、考えるきっかけとなり

これこそが生きるための知恵であると考えます

映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』2000年デンマーク映画

で主演のビョークが

貧しさから全てを失ったような悲劇をおこさないためにも

貧困がすぐそこにある日本で現実になる前に、、、、

※えんじぇるゲームの補足として記す